循環器疾患の治療薬の服用について

血圧や脈拍を測って、体内に薬が入ったことによる体の変化を観察します。なぜ、血圧や脈拍を測る必要なのでしょうか。虚血性心疾患は動脈硬化が原因で起きるので、高い血圧を下げるために降圧剤を飲んでいる人が多いからです。また、心臓の血管を広げて発作を予防する硝酸薬や、不整脈に対する薬も処方されますが、これらの薬は血圧を下げたり脈拍を調整したりします。

入院中には看護師が血圧や脈拍を観察し、医師はその情報をもとに治療を行いますが、退院後は自分の普段の血圧や脈拍を知っておくことで、薬が良い状態で効いているかどうかを判断することになります。また異常の早期発見にもつながります。できれば毎朝時間を決めて電子血圧計などで測定し、外来受診の際に医師にその数値を伝えると良いでしょう。

狭心症などの症状が出なくなった、症状が軽減したかなど、薬が効いているか観察します。入院前にあった自覚症状が出なくなったり、落ち着いていれば、薬は効いています。また、ニトログリセリンの舌下スプレーなどは即効性で、薬の効果がはっきり分かります。効かないときは要注意です。血液検査や心電図検査などでも、薬の効果が出ているかを確認します。

その薬が、最も効果を発揮する血液中の濃度が維持されているかを検査しながら、飲む量を調整して使う特殊な薬もあります。また、心電図をとって薬の効果を見ることもあります。いずれも外来で医師が定期的に確認してくれます。

心臓病に処方される薬はさまざまですが、薬を飲んでいるから病気が治ったと勘違いしないようにしましょう。循環器の薬は発作の予防や、病状の悪化を防ぐために飲むものです。一生飲み続ける覚悟で、服薬を生活の一部に組み込むようにしましょう。

何かおかしいと思ったら、迷わず薬局の薬剤師や病院の医師にたずねましょう。退院後に、薬が効きすぎたり、副作用が出ることもあります。次の外来受診まで我慢するのは危険なので、早めに病院に出向いて診てもらうか、電話で相談するようにしましょう。

副作用は薬によって違います。食欲減退や下痢、腹痛、発疹、むくみ、頭痛、排尿障害、肝臓の機能障害などが代表的なものです。副作用のない薬はありませんし、治療効果が必要ですから、飲み続ける必要があります。

副作用は、重大で服用を中止しなければならないものから、飲み続けることで改善するもの、量を減らすことで改善するものまでさまざまです。気になる症状が出たら、定期受診を待たずに病院へ行くか、連絡して医師の指示を仰ぎましょう。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。